イーゲルヒュッテ
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イーゲル

  • Author:イーゲル
  • 699円。タイ生まれ。
    瞳は少年、ところによりおっさん。
    すっとこどっこいな文章und日常の切り売り。
    魚の皮、海老の尻尾を好んで食べます。
    リンクはフリーにござい。

    よく出てくる人たち(一部人外)
    相方(夫)、Y氏undH氏(息子)、不踊木偶〈オドラデク〉(不可視舞弄具ペット)。
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2009/04/20//Mon.
世界は逆さまに読みとるべきなのだ

宿命の交わる城 (河出文庫)
イタロ・カルヴィーノ
河出書房新社
売り上げランキング: 247610
おすすめ度の平均: 4.5
5 職人芸。
4 物語が交わる物語
5 タロットカードと物語の組み合わせが面白い
4 捜し続けて、待ちに待っていましたよ。

最後のカードのなかで、武将は頭を下にして、《吊された男》の姿となり、
縛りつけられたまま瞑想に耽っている。そしてついに彼の顔には清らかな
落着きの表情が戻ってきた。目は在りし日の正気のころ以上に澄みきっている。
これは何を物語るのか?むろん、物語っている。
「どうか、このままにしておいてくれ。世界じゅうをさまよったあげくに、
わたしはようやく悟った。世界は逆さまに読みとるべきなのだ。
いまこそすべては明らかになった。」
(河出文庫版『宿命の交わる城』 イタロ・カルヴィーノ「恋に狂ったオルランドの物語」
58頁13行目~59頁2行目)
逆さまになって知識を獲る姿というと北欧神話のオーディンが思い浮かぶ。
タロットカードは正位置と逆位置で占いの結果が変わるしね。

以前読んだ木田元の『偶然性と運命』の答えがあるような気がする。
答えではなくても有力なヒントはありそうな感じ。
卓上に投げ出されたタロットカードの絵柄から縦横無尽に物語を紡ぎ出す形式なのだが、
このカードの連なりに意味、というと語弊があるかしらむ――を持たせてを各人が
解釈する行為は、現実生活の偶然性の中に運命を見出す行為と同じなのでは、と思う。
一つの物語をなるべく澱みなく語るよう、過去のカード(出来事)の意味を再解釈再構築して
いくんじゃないかと。
さすがにカルヴィーノのようにスラスラとはいかないのが実情。

マルセイユ版のタロットカードを実際並べながら読んだら面白さが増しそう。
占いと言えば『笑いと忘却の書』でミラン・クンデラが金に困って雑誌の星占いの記事を
書いていたという記述があったのだけど、本当なのでしょうか。
しかも自分と対立する側の人間、チェコの体制側のお偉いさんお気に入り記事だったってのは?
ふぃ、ふぃくしょん?のんふぃくしょん?

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