イーゲルヒュッテ
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イーゲル

  • Author:イーゲル
  • 699円。タイ生まれ。
    瞳は少年、ところによりおっさん。
    すっとこどっこいな文章und日常の切り売り。
    魚の皮、海老の尻尾を好んで食べます。
    リンクはフリーにござい。

    よく出てくる人たち(一部人外)
    相方(夫)、Y氏undH氏(息子)、不踊木偶〈オドラデク〉(不可視舞弄具ペット)。
ごにょごにょ

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2009/12/16//Wed.
三重の馬鹿(ジョン・ダン『対訳ジョン・ダン詩集』より )

僕は二重の馬鹿である。
まず、恋をする馬鹿、次に、すすり泣く
 歌でそれを物語る馬鹿。
でも、女が嫌だと言わなければ、賢者だって
僕のようになるだろう。
そこで僕は考えた。大地の腹の細く曲がった
水脈が、海の水から辛い塩を浄化するように、
 歌の苦しみを通して濾せば、
僕の恋の悩みも薄めることができるはずだと、
韻律に従わせれば、悲しみも楽になるだろう、
歌に閉じ込めれば、おとなしくなるだろうと。

 そこでそうしてみたが、
技と声とを見せたい連中が、譜をつけて、
 僕の悩みを歌ったのだ。
そうして、多くの人を楽しませ、歌の檻から
 再び悲しみを解放した。
恋と悲しみにこそ、歌は捧げられるべきもの、
だが、読んで楽しい歌では逆効果。それでは、
 恋も悲しみも倍加するのだ。
かくして、恋と悲しみの勝利が広く知れ渡り、
二重の馬鹿であった僕は、三重の馬鹿となる。
小利口な奴こそ、まさに大馬鹿者なのである。

本当は別のを写すつもりでしたが、
読んでいたらこれも良いなあ、と浮気しました。

教養のあるところをねじこみつつ、くねくねしているさまが好きです。

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