イーゲルヒュッテ
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イーゲル

  • Author:イーゲル
  • 699円。タイ生まれ。
    瞳は少年、ところによりおっさん。
    すっとこどっこいな文章und日常の切り売り。
    魚の皮、海老の尻尾を好んで食べます。
    リンクはフリーにござい。

    よく出てくる人たち(一部人外)
    相方(夫)、Y氏undH氏(息子)、不踊木偶〈オドラデク〉(不可視舞弄具ペット)。
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2006/07/28//Fri.
『SF魂』

この夏再度日本を沈没させたあの人の新書、
小松左京『SF魂』。

SF魂
SF魂
posted with amazlet on 06.07.28
小松 左京
新潮社 (2006/07/14)

自身の半生と共に作品にまつわる裏話などがてんこ盛り。
小松左京作品は殆んど読んでないのですが、
『果てしなき流れの果に』が好きなので、つい買っちゃったん
ですよねえ。
個人的には『悲の器』、『邪宗門』の著者で親友高橋和巳との
エピソードが面白かったです。あのとっつき難い文体は読者への
意地悪だと判明して少し読みやすくなった気がします。
高橋和巳の著書持っていないけど。
湯川秀樹博士とのやりとりも機知に富んでいて、本当の知識人は
文理の枠を超えた総合的な眼を持ってらっしゃるのだと驚かされ
ました。

*『果てしなき流れの果に』方面へ脱線*
『果てしなき流れの果に』は大学を受験しに行った東京で当時姉が
住んでいた町の小さな書店で買い、最後の悪あがき、もとい勉強を
そっちのけで読み、帰りの新幹線の車内でラストを読んで号泣。
受験結果がボロボロで、数日後にまた号泣することになったの
ですが…。
内容をきちんと理解できたかと問われれば明らかに「否」。
読み返しても時空の話のあたりは自信ないです。
冒頭の恐竜時代に鳴り響くダイヤル式電話のベルの音、
ふつりあい極まりない光景ですが、このぐらい大風呂敷を
広げてもらえたら嬉しい限り。
気宇壮大なホラ話こそSFの真骨頂よ!
永遠に流れ落ちる砂時計の謎を解き明かそうと人知れず幾十億の時を
駆け巡り、結果敗れた男と普通の時の流れの中でそれをひたすら
待ち続けた恋人の女とが再び巡り会う。嗚呼、ロマンです。
物語の締め括りでの一言。
「それは長い長い……夢のような……いや夢物語です……」
登場人物に「この物語はフィクションです」なんて言わせるとは、
非常に憎たらしい。
肉球で静かに猫が舞い降りるようにスマートな幕引きです。
他の作品も読んでみたいなあ。


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