イーゲルヒュッテ
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  • 699円。タイ生まれ。
    瞳は少年、ところによりおっさん。
    すっとこどっこいな文章und日常の切り売り。
    魚の皮、海老の尻尾を好んで食べます。
    リンクはフリーにござい。

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    相方(夫)、Y氏undH氏(息子)、不踊木偶〈オドラデク〉(不可視舞弄具ペット)。
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2005/06/12//Sun.
ぶるぶるいこーる夜鶯

平凡社東洋文庫の『ハーフィズ詩集』を読んでおりまする。
県立図書館の地下は古い本、今では余り読まれない本、
修理されまくりの本でイッパイでありました。
アラビア系の物語集とか、深田甫訳の『ホフマン全集』とか、
自分にとっては宝の山。

さて、この『ハーフィズ詩集』についてですが、私にとって
『ルバイヤート』、『アラブ飲酒詩選』以来のアラビア系書物
でございます。
オマル・ハイヤームもアブー・ヌワースも飲酒で鳴らしている
方々ですが、この方もかなりアルコールと縁深い気がします。
イスラム教というと禁酒のイメージが強いのですが、
戒律(シャリーア)よりも自己の直感(ターリカ)を最重要視
し、神との合一を目指すをスーフィー(イスラム神秘主義者)
は飲酒OKなのか?神との一体感を得るために両手を広げて
クルクル回るスーフィーの写真を高校の図書館で見た覚えが
あるが…。
その辺りの疑問はイスラム系書物で調べる事にして、
ハーフィズは抒情詩(ガザル)における最高詩人だと評価
されています。
旨酒、恋の愉楽、女性の美しさをこれでもかと謳い上げる様は
「ジゴロなスーフィー」と言ったところでしょうか。
只今個人的にヒット中なのは23番目のこの詩↓

道すがらいつもいだくはそなたの面影
そなたの髪の微風はわが生命をつなぐ絆
反対者は恋を禁じているけれど
そなたの美貌はわが主張の正しさを示す
見よ、そなたのえくぼが何と語るか
「エジプトの千人のヨセフがわが凹みに落ちた」
そなたの長い巻毛にわが手が届かぬなら
それはわが不運と貧しさの罪
特別の間の門番にかく告げよ
「ある世捨て人が門辺で待っている」
その姿が明らかにわが目から隠れても
わが落ち着いた心にはいつも見える
ハーフィズが乞うて戸を叩いたら開けよ
幾歳も月の顔を恋い慕っている

幾千人もの美男子を恋の谷底へ突き落とす、
殺人的凹み(えくぼ)、気を付けろ!













拙文『天幕作り』で『ルバイヤート』について
「ルバイヤートとは「四行詩」を意味するペルシア語
ルバーイイの複数形で、ハイヤーム固有の詩集の題名ではない。
にもかかわらず、「ルバイヤート=彼の詩群」というように
等号で結ばれるのは、彼の詩が四行詩として完成度が高く、
その内容が美しく豊かだからだろう。」
てな具合に調子に乗って書いたのです。
――嗚呼、もしもの凄く的外れだったらどうしよう
ほんのり後悔していました。
『ハーフィズ詩集』の解説で
「煌星の如きあまたの詩人の中で、それぞれのジャンルに
おける最高詩人が誰であるかについては、イラン、西欧諸学者
の見解はほぼ一致しているといえよう。即ち民族英雄叙事詩は
フィルドゥスィー、四行詩はオマル・ハイヤーム、(以下略)」
これを読んで、強ち間違ってもいなかったような気がして
ホッと胸を撫で下ろした私でした。


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