イーゲルヒュッテ
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  • Author:イーゲル
  • 699円。タイ生まれ。
    瞳は少年、ところによりおっさん。
    すっとこどっこいな文章und日常の切り売り。
    魚の皮、海老の尻尾を好んで食べます。
    リンクはフリーにござい。

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    相方(夫)、Y氏undH氏(息子)、不踊木偶〈オドラデク〉(不可視舞弄具ペット)。
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2005/06/19//Sun.
恋愛曲線

『恋愛曲線』小酒井不木著

江戸川乱歩が兄事した人物、小酒井不木の短編集。
彼は医学博士でもあり、その分野に関する書籍を多数著作。
結核を患い、療養の傍ら医学知識を生かした怪奇幻想小説の
執筆や日本に於ける探偵小説の地位向上に尽力した御仁。
江戸川乱歩の『二銭銅貨』を『新青年』誌上で絶賛し、
乱歩の名が世間に知れ渡るきっかけを作った。
彼が創作した期間は短く、39歳で没するまでの四年半。
没後に改造社から刊行された『小酒井不木全集』は、当初
全8巻の出版予定が、読者の要望を受けて増刊を繰り返し、
最終的には全17巻刊行された。作家活動の短さを考えると
その分量に驚かされる。

題名の『恋愛曲線』は恋人を奪われた男が行ったイカれた
復讐方法。心臓から発せられる微量の電流を利用するといった
着想はSFの趣である。(同系統としては『人工心臓』)
それ故に日本の探偵小説の萌芽に努めた人物としてだけでなく、
日本SFの先駆者として評価されたりしている。
『痴人の復讐』、『死の接吻』等は残酷且つ怪奇色の強い
短編。彼が愛した「フランスのポー」ことモーリス・ルヴェル
のような味わいがある。
ルヴェルについて彼は『新青年』昭和3年8月増刊号に
『「夜鳥」礼讃』という文章を寄せている。

「若し自分が探偵小説を創作するようになったら、斯う言う
作品を書いてみたい、と書き送った覚えがある。その当時の
作品は「誰?」と今一篇何んだったか忘れたが、その題材が
何れも医学的な、言わば自分の畠のものであったから、殊に
強く私の心がひかれたせいもあるが、その簡潔な書き振りが
又頗る私の気に入ったのである。
それ以後、私はルヴェルの作品は、一つも見逃さなかった。
そうして読めば読む程、益々愛好の念が募ったのである。」
(『夜鳥』 モーリス・ルヴェル 創元推理文庫
311頁7行目~312頁1行目)

彼に興味を持たれた方は是非、コチラのHPをお勧めする。
〈小酒井不木研究サイト 奈落の井戸〉
http://homepage1.nifty.com/mole-uni/

小酒井不木集―恋愛曲線
夜鳥

小説 | trackback(0) | comment(2) |

comment

2005/06/22 12:09

書き込み、ご無沙汰です。
画像ないけど、国書刊行会「探偵クラブ」のやつも紹介すれば良かったと思いますが、大きなお世話ですか、そうだろうなぁ。

monade | [ edit ]

2005/06/22 18:12

あちらの方(国書)が表紙が山田章弘なんですよね~。
でも自分でまだ買っていないんです、ってハーフィズとか
ゴーチエ『若きフランスたち~』も持っていないんだけど。
ちくま版は表紙がチョット難有りかと…。
それでも集英社文庫版『少女と武者人形』のセンスの無さには負けますが。

イーゲル | [ edit ]









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