イーゲルヒュッテ
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  • 699円。タイ生まれ。
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    すっとこどっこいな文章und日常の切り売り。
    魚の皮、海老の尻尾を好んで食べます。
    リンクはフリーにござい。

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    相方(夫)、Y氏undH氏(息子)、不踊木偶〈オドラデク〉(不可視舞弄具ペット)。
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2005/07/14//Thu.
シーラーズ方言で兄弟は「カーカー」

『ルバイヤート』や『ハーフィズ詩集』の影響をモロ受けして
大学書林の『ペルシア語ことわざ用法辞典』を図書館から
借りて読んでいるところ。
その中から気に入ったものを幾つかピックアップしてみようと
思います。

27.女は災い、どの家でも災いなしでない(45頁)
〈解釈〉
人間の本性として、殆んどの男性は妻帯したいと願うが、いざ夫婦
関係になると、大抵は家庭生活の重荷と心労に加え、女性の思考や
行動に悲鳴を上げる。とは言え、妻無しに生活することは出来ない。
こうした事実と男性側の感情を表した諺。
この諺の参照例として挙げられた107番(193頁)は彼のアレキ
サンダー大王のお言葉だそうで、
「107.忠実な馬・女・刀を見たことがあるか」この後更に対句
として「真心を女に望むきみは愚者」と続きます。
ひ、酷い言われよう……。慰めのように著者が、
「ペルシア文人が非難するのは、悪い女に対してである。」
あまりフォローになっていない気がするんですけど。
ペルシア文学で賞賛される女性の最高の美徳は信心深さと善良さ
と考えられていて、
「善良・従順・敬虔な女性は 貧しい男を王様にする」
             (サーディー『果樹園』7章)
「ひかえめで心正しい女なら 美貌でなくてもかまわない」
ホントにそれで良いのかペルシアのオノコ達。

30.風を結ぶ(52頁)
〈解釈〉
無駄なこと、不可能なことをすること。
また教訓として「風を結ぶな」と言う。他にも「風を籠に入れる」、「風を輪で留める」、「空中に城を築く」、「月を物差しで計る」
なんてロマンティックなものもあります。
「その気になっても風に結ぶな これは蟻がソロモンに言ったこと」
このフレーズはイスラエルの理想の王ソロモンがあらゆる動物と
会話が出来、風に乗せて命令を伝えたとされる伝説をもとに
ハーフィズが作ったもの。

55.窪地から出て井戸に落ちる(97頁)
〈解釈〉
一つの困難から脱出しようと努めて、もっと大きな困難に陥ること。
占いに騙されることが多いのか、「泥棒から逃げて占い師につかまる」、「泥棒に取られなかったものは、占い師に取られた」
泥棒より性質の悪い占い師が沢山いるようです。
「わが心は君の髪にすがってあごの井戸に下り 
井戸から出て罠に落ちた」(ハーフィズ)
グリム童話の『ラプンツェル』のようなイメージ。
「あごの井戸」はあごのえくぼのこと。
黒子、巻き髪だけでなくえくぼも守備範囲内のハーフィズ氏は
こんな詩も作ってます。
「そなたの美貌はわが主張の正しさを示す
 見よ、そなたのえくぼが何と語るか
 「エジプトの千人のヨセフがわが凹みに落ちた」」
千人のヨセフ(のような美男子達)が凹み(えくぼ)の餌食に…。

この他にもハーフィズの詩句は取り上げられていて、諺のように
口ずさまれているようです。
ハーフィズの詩集を無作為に開いてそこにあった詩句によって
運試しをする「ハーフィズ占い」があるそうですから、馴染み深い
のかも知れません。





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