イーゲルヒュッテ
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イーゲル

  • Author:イーゲル
  • 699円。タイ生まれ。
    瞳は少年、ところによりおっさん。
    すっとこどっこいな文章und日常の切り売り。
    魚の皮、海老の尻尾を好んで食べます。
    リンクはフリーにござい。

    よく出てくる人たち(一部人外)
    相方(夫)、Y氏undH氏(息子)、不踊木偶〈オドラデク〉(不可視舞弄具ペット)。
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2005/08/04//Thu.
レクラム版の迷訳『山へハイキングに行く』

例によってウムラウト表記の部分は下線で、エスツェットはsの
連記にて表示しています。

Der Ausflug ins Gebirge 

「Ich weiss nicht」,rief ich ohne Klang,
「ich weiss ja nicht.Wenn niemand kommt,dann 
eben niemand.Ich habe niemandem etwas Bses
getan,niemand hat mir etwas Bses getan, 
niemand aber will mir helfen.Lauter niemand.
Aber so ist es doch nicht.Nur dass mir niemend
hilft ―,sonst wre lauter niemand hbsh.
Ich wrde ganz gern― warum denn nicht―
einen Ausflug mit einer Gesellschaft von lauter
Niemand machen.Natrlich ins Gebirge,
wohin denn sonst?Wie sich diese Niemand
aneinander drngen,diese vielen quer gestreckten
und eingehngten Arme,diese vielen Fsse,
durch winzige Schritte getrennte!Versteht sich,das alle 
in Frack sind.Wir gehen so lala,der Wind fhrt 
durch die Lcken,die wir und unsere Gliedmassen
offen lassen.Die Hlse werden im Gebrige frei!
Es ist ein Wunder,dass wir nicht singen.」  
〈迷訳〉
「私はわからない」、と音の無い声で叫んだ、「私は本当にわから
ないんだ。もし誰も来ないならば、まさしく誰も来ないのだ。
私は誰にも悪さをしたことはなかったし、誰も私に悪さをしたことは
なかったが、ただ誰も私を助けてくれなかっただけだ。
全く誰もだ。いやそんなことは無い。ただしかし、誰も私を助けて
くれないだけ、さもなければ、全くの「誰でもない人」は好ましい
ものなのだが。
私は「誰でもない人」の一行と共にハイキングへ行きたい、どうして
そう思わないことがあろうか。勿論山へ、他に一体何処へ行こうと
いうのか?
この「誰でもない」一行は、なんとまあ押し合いへし合いして、
行くことだろう。沢山の腕が斜めに伸ばされたり、腕を組み合った
り、この沢山の足が《殆ど踵を接して!》
皆燕尾服に身を包んでいることがわかるだろう。私達は揚々と行く、
風が私達の隙間を吹き抜け、私達の四肢の間を自由に吹き抜ける。
首は山中にあって自由になる。
私達が歌わないこと、それこそ奇跡なのである。

〈お手本『カフカ全集Ⅲ』の場合〉
  山行き
「私には解らない」と私は声のない声で叫んだ、「私には本当に
解らないんだ。誰も来ないなら、それは誰も来ないということだ。
私は誰にも悪いことをしたことはないし、誰も私に悪いことをした
ものもない。しかし誰も私を助けようとはしない。全く誰も。
いやそういうつもりではなかつた。ただ誰も私を助けてくれないのが
つらい―、さもなければ全くの誰でもない人は(註―Niemand―
「誰もいないのは」という意味にもなる)好ましいものなのだが。
誰でもない人の一行とちょつとピクニックに行きたいと私は思う―
どうして思わないわけがあろう。もちろん山へ。他にどこへ行く
ことがあろう。この誰でもない一行がなんとひしめき合つて行く
ことだろう。沢山の腕が或いは斜めに伸ばされ或いは組み合わされ、
多くの足が殆ど踵を接して!みんな燕尾服を着用に及んでいる
ことは言う迄もない。こうして我々は揚々と行く。
風は我々の間の我々の手足の間の隙間を吹き抜ける。頸は山中に
あって実にらくらくとなる。我々が歌い出さないとしたらそれこそ
奇蹟というものだ。」

〈苦心した点等〉
お手本には「ただ誰も私を助けてくれないのがつらい」とある
けれど、本文中にはそのような単語が無かったので、そのまま
素通りしてしまいました。補うべきだったのでしょうか?
また、《》の部分は辞書を引いても、考えてもわからなかったので
お手本を丸写し。何故こんな訳に?
①durch winzige Schritte getrennte!
辞書を引いたらwinzigは「非常に小さい、ささやかな」という意味の形容詞、
Schritteは男性名詞Schrittの複数形。意味は「歩み、ステップ、足音」、
getrennteはtrennenの過去分詞、
「離す、切り取る、(一体をなしているものを)分ける、分割する」
とあって、より困惑しました。
②Ich wrde ganz gern―
接続法第Ⅱ式とgernで願望、期待「~したい(ものだ)」。
未だに接続法や関係代名詞が出てくると無駄に緊張してしまう。




続ク...

ドイツ語 | trackback(0) | comment(1) |

2005/07/30//Sat.
迷訳『ぼんやり外を眺めること』

ウムラウトの付いた文字は下線で表記、エスツェットはsの連記で
表記しています。
修正、ダメだしのコメント大歓迎。
(原文)
Zerstreutes Hinausschaun

Was werden wir in diesen Frhlingstagen tun,
die jetzt rasch kommen?Heute frh war der Himmel 
grau,geht man aber jetzt zum Fenster,so ist man 
berrascht und lehnt die Wange an die Klinke 
des Fensters.
 Unten sieht man das Licht der freilich schon 
sinkenden Sonne auf dem Gesicht des kindlichen 
dchens,das so geht und sich umschaut,
und zugleich sieht man den Schatten des Mannes 
darauf,der hinter ihm rascher kommt.
 Dann ist der Mann schon vorbergegangen und 
das Gesicht des Kindes ist ganz hell. 

(迷訳)
今いそいそとやってくるこの春の日々に私達は一体何をしようか?
今朝の空は曇っていたが、今窓際へ近寄って驚いた、窓のノブに
頬をもたれさせるほどにだ。
下の街を歩いて行く少女の振り返る子供っぽい顔の上に、もう沈もう
としている太陽の光が当たっているのが見えると同時に、彼女の後ろ
に急いでやって来る男の影がその上に落ちるのを見る。
それからもうその男は通りすぎてしまう。するとその子の顔は
とても明るくなる。

(お手本『カフカ全集Ⅲ』の場合)
今あわただしくやつて来るこの春の日々、私たちは何をしたらいい
のだろう。けさは空がどんよりと灰色だつた。
それが今、窓際へ寄つて見ると、おどろいてしまつて、思わず頬つ
ぺたを窓の把手に凭せずにはいられない。
下の街を歩いて行く少女のふと振り返る子供つぽい顔の上に、
もう勿論沈みかけている太陽の光がぱつと差すのが見える。
と同時に彼女の背後から急ぎ足にやつて来る男の影がその上に
落ちるのを見る。
それからもうその男は通り過ぎてしまう。すると子供の顔がすつかり
明るくなる。

〈苦心したポイント等〉
①Unten sieht man das Licht der freilich schon 
sinkenden Sonne auf dem Gesicht des kindlichen 
dchens,das so geht und sich umschaut,

untenはお手本に従い「下の街」と訳しました。窓から下の
様子をぼんやり眺めている場面だと思うので。
sehen「見る」はzuの無い不定詞(動詞の原型)で知覚動詞
構文「~するのが見える」を作りますが、不定詞が見当たりません
ので、普通に「見る、見える」と訳出。
 das Licht der freilich schon 
sinkenden Sonne auf dem Gesicht des kindlichen 
dchens
動詞sinken「沈む」の現在分詞sinkendenで「沈もうと
している太陽」と訳し、その光(das Licht)が
少女の子供っぽい表情の上に当たっているのだと解釈。
aufは三格支配の場合、位置を表して「~の上に(で)」なので。
dchens,das so geht und sich umschaut,のdasは
中性の関係代名詞でMdchenを説明。

とまあこのように考えましたが、間違っているかもしれません。
忌憚無くご指摘下さいませ。
(関係代名詞なんて英語でも苦手だったし…)
短いけれども侮れない文章でございました。

ドイツ語 | trackback(0) | comment(2) |

2005/07/27//Wed.
迷訳『インディアンになりたいという望み』

拙ブログの所在地は小説・文学ジャンルなのですが、本・雑誌
もしくは学問系ジャンルの方が適しているのではないかという
懸念がむくむくと浮上中。
昔のエントリーを省みれば殆んどが読んだ本の紹介(小説、読書)
で、日常の出来事(未分類、つぶやき)、ぼやき(ぼやき)、
ちょびっと創作(俳句、本歌取り企画、自作小説)――
実際ブログを作る時何処に属しようか迷いに迷って此処に辿り着いた
のですが、勉強モードの『アッカド語等』、『備忘録』というカテ
ゴリまで拵えてるこの体たらく。
もう少し創作分野を栄えさせないと、と言いつつドイツ語の迷訳。
見れば分かりますが、『カフカ全集Ⅲ』の助けを大幅に借りています。
例によって、ウムラウト部分は下線で、エスツェットはsの連記で
示しています。
修正、ダメだしのお言葉大歓迎。

(原文)
Wunsch,Indianer zu werden

Wenn man doch ein Indianer wre,gleich bereit,
und auf dem rennenden Pferde,schief in der Luft, 
immer wieder kurz erzitterte ber dem zitternden 
Boden,bis man die Sporen liess,denn es gab keine 
Sporen, bis man die Zgel wegwarf,denn es gab 
keine Zgel,und kaum das land vor sich als glatt
gemchte Heide sah,schon ohne Pferdehals und
Pferdekopf.   

(迷訳)インディアンになりたいという望み
もし、インディアンになれるものなら、すぐにでも走っている馬に
またがり、空を斜めにきって、震える大地の上で幾度も短い震えを
感じながら、やがては拍車を放り投げ、だって拍車などなかったの
だから、ついには手綱を投げ捨てて、だって手綱などなかったのだ
から、そしてきれいに刈られた荒野のような大地に殆んど気が付か
ない、もう馬の首もなく馬の頭もなく。

(お手本『カフカ全集Ⅲ』の場合)
ああ、アメリカ・インディアンになれたら!ためらいもなく馬に
またがり、斜に空を截(き)つて、慄える大地の上を幾度かまた
短い身慄いを覚えつつ、遂には拍車をなげうつて、だつて拍車
なんてなかつたから、遂には手綱をなげうつて、だつて手綱なんて
なかつたから、そしてきれいに刈られた荒野のような大地すら
殆どもう眼に入らず、もう馬の頸もなく馬の頭もなく。

悩んだ箇所は沢山あります。
ノートに書写して気付きましたが、ピリオドが一個だけ、
ということはこれ全部で一文だったのねカフカさん。
①gleich bereit,und auf dem rennenden Pferde,
schief in der Luft,  
現在分詞rennendenをPferdeに係る修飾だと思って
「走っている馬」と訳してしまいました。『Ⅲ』のように無理に
訳さない方が良かった気が。
インディアンなら走っている馬に乗るぐらい訳ないんじゃないか
という勝手な想像も働いて「走っている馬にまたがり」と訳して、
その後のschief in der Luft,は馬が風をきって
走る様子だと思うのですが、上手く訳せなかった…。
②bis man die Sporen liess,denn es gab keine Spore‐n,
die Sporen liessで悩みました。この直後に
理由、論拠のdennがあって「拍車がなかったから」と続くから
余計に混乱。lassenをどう訳すか――辞書を丹念に引いたら
「離す、手放す」の意味があることを知りました。
辞書は舐めるように見なければいけませんなあ。

インディアンがどれだけ馬の扱いに長けているか知りませんが、
筆者も人馬一体となって荒野を駆け巡りたいのでしょうか。
それとも、自分が馬の首や頭となって半人半馬のケンタウロスの
ようになりたいとか。

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2005/07/25//Mon.
恐怖の答え合わせ『樹木』編

折角、レクラム版カフカ著『判決とその他の散文』を買ったので
とろいながらも和訳を試みている次第。
ドイツ語特有のウムラウト付きの文字はウムラウトの代わりに
下線を引いて代用。エスツェットはsの連記で表記。
だって、未だに入力出来ないんですもの。

今回は、短いから何とかなりそう、『樹木』Die Bume
編。(ホントに何とかなるかは不明)
先日借りてきた『カフカ全集Ⅲ』を参考にしつつ迷訳。
何せ〈迷〉訳ですから的外れな所もあると思うので、
修正、ダメだしのコメントなど頂けたら嬉しい限り。
それを糧に精進しますので。

(原文)
Die Bume
Denn wir sind wie Baumstmme im Schnee.
Scheinbar liegen sie glatt auf,und mit 
kleinem Anstoss sollte man sie
wegschieben knnen.Nein,das 
kann man nicht,denn sie sind 
fest mit dem Boden verbunden.
Aber sieh,sogar das ist nur scheinbar.

(迷訳)樹木
事実私達は雪中に立つ樹木の幹のようなものだ。見たところそれは
滑らかな雪の上に載っていて、わずかな突きで押しのけることが
出来るように思える。ところが、そんなことは出来ない。
というのも樹木は固く地面と繋がっているからだ。だが、見たまえ
それすらも上辺だけのことに過ぎないのである。

(お手本『カフカ全集Ⅲ』の場合)
だって私達は雪中の樹の幹なのだ。見たところそれはすべすべと
雪の上に載っている。ちょっと押せば簡単に押しのけられそうに
見える。ところが、そうは行かない。固く大地に根を張っている
のだから。だが見よ、それさえも見かけに過ぎないのだ。
   

続ク...

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